あいち環境学習プラザ

地球温暖化

 

地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)ってなに?

地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)とは、地球表面の大気や海の平均(へいきん)温度が上がることです。約100年前とくらべると、今の地球の平均(へいきん)気温は、世界全体で0.74度、日本では約1度上がっているといわれています。数字だけみるとわずかなことだと思われるかもしれませんが、地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)による影響(えいきょう)は、すでにいろいろなところで出始めています。

氷河(ひょうが)の後退(こうたい)
東ネパールにあるヒマラヤ山脈などの高い山や、北極などには氷河(ひょうが)という大きな氷のかたまりがあります。氷河は、長年ふりつもった雪が、その重みでおしかためられてできたもので、場所によっては1年中とけずにのこっているものもあります。
しかし、地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)の影響で、世界の一部の氷河では、夏などにとける量が多くなることで氷のかたまりが小さくなり、だんだん後退しているといわれています。

海面(かいめん)上昇(じょうしょう)
山など、陸地にある氷河(ひょうが)がとけて水になると、土にしみこんだり、川を下ったりして、海へ流れこみ、その分の水かさがまします。
また、気温が上がると、海水の温度も上がります。水には、温度があがると膨張(ぼうちょう)する(すこしふくらむ)という性質(せいしつ)があるため、海面が上がるといわれています。
海抜(かいばつ)の低い島国や土地への被害(ひがい)が心配されています。

植物や動物への影響(えいきょう)
日本では、春にさくサクラの開花日が早まったり、秋のカエデなどの紅葉(こうよう)がおそくなったりしています。
また、もともと九州や四国などのあたたかい地域(ちいき)にいたナガサキアゲハというチョウが、愛知県でも見られるようになったり、オーストラリアなどのあたたかい国にいたセアカゴケグモという毒グモが、愛知県でも見つかったりしたこともあります。

 

 

どうして地球の平均(へいきん)気温が上がっているの?

地球は、大気という空気の層(そう)につつまれています。大気の中には窒素(ちっそ)や酸素(さんそ)などの気体(ガス)のほか、二酸化炭素(にさんかたんそ)など「温室効果(おんしつこうか)ガス」とよばれるものもふくまれています。
温室とは、ビニルシートやガラスなどで、太陽からの熱を外ににがさないようにした部屋のこと。温室効果(おんしつこうか)ガスは、ビニルハウスのビニルのように、太陽からの熱を外(宇宙)ににがさないようにとどめる力の強いガスのことです。このガスがふえると、温室効果(おんしつこうか)も高まり、地球の気温も上がるといわれています。
地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)の原因(げんいん)は、その温室効果(おんしつこうか)ガスが100年前とくらべてふえたため起こっていると考えられています。

約100年前の地球                                 現在の地球

 

 

温室効果(おんしつこうか)ガスにはどんなものがあるの?

二酸化炭素(にさんかたんそ)だけでなく、メタンやフロンなども温室効果(おんしつこうか)ガスだといわれています。雲などをつくる水蒸気(すいじょうき)にも温室効果(おんしつこうか)はありますが、大気中にある量をくらべてみると、100年前とは変わらないため、地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)には関係しないと考えられています。
温室効果(おんしつこうか)ガスの中でも、大気中にある量がもっとも多く、100年前とくらべてふえた二酸化炭素が、地球温暖化に一番影響(えいきょう)していると考えられています。

 

温室効果(おんしつこうか)ガスが全部なくなればいいの?

二酸化炭素(にさんかたんそ)などの温室効果(おんしつこうか)ガスが大気中から全部なくなったら、熱がすべて宇宙へにげてしまい、地球の表面の平均(へいきん)温度はマイナス18度くらいになってしまいます。マイナス18度の世界では、水もこおり、作物も育たず、わたしたちは生きていくことができません。
温室効果(おんしつこうか)ガスの量がちょうど良いくらいあるおかげで、地球の平均(へいきん)気温は15度くらいと、すみやすい環境(かんきょう)になっているのです。
問題は、二酸化炭素(にさんかたんそ)の量がふえ、温室効果(おんしつこうか)ガスの割合(わりあい)がこの100年間で上がっていることなのです。

 

 

どうして温室効果(おんしつこうか)ガス(二酸化炭素(にさんかたんそ))がふえたの?

二酸化炭素(にさんかたんそ)は、ものをもやすと発生します。とくに、石油や石炭などの化石燃料(かせきねんりょう)をもやすとたくさん出てしまいます。また、二酸化炭素(にさんかたんそ)を吸収(きゅうしゅう)してくれる森林が減(へ)ってしまうことも原因(げんいん)のひとつです。
石油や石炭などの化石(かせき)燃料(ねんりょう)は、わたしたちの生活のあらゆるところで使われています。
例えば、自動車の燃料となるガソリン、石油ストーブの燃料(ねんりょう)となる灯油、ペットボトルやおもちゃなどに使われるプラスチックも石油からつくられています。
また、テレビやパソコンで使う電気をつくるときにも、化石(かせき)燃料(ねんりょう)が使われています。わたしたちが使う電気の6割(わり)は火力発電というしくみでつくられています。火力発電では、石油や石炭、天然ガスなどの化石(かせき)燃料(ねんりょう)をもやして水をふっとうさせて水蒸気をつくり、その蒸気のパワーでタービンとよばれる歯車をまわし、そのまわった力で電気を起こしています。わたしたちが電気をたくさん使えば使うほど、たくさん電気をつくらなければならないため、その分たくさんの化石(かせき)燃料(ねんりょう)をもやさなければならないのです。

 

 

地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)をふせぐために、わたしたちにできることは?

地球(ちきゅう)温暖化(おんだんか)をふせぐために、わたしたちにできることはなんでしょう?以下を参考に、みなさんも考えてみてくださいね。

新しいエネルギーを使う
太陽光発電や風力発電など、化石(かせき)燃料(ねんりょう)を使わずに電気をつくる方法が開発されています。
また、ガソリンを使わず走る電気自動車や燃料(ねんりょう)電池自動車、使うガソリンの量を減(へ)らせる低公害車など、新しいエコカーも開発されています。
今すぐには無理でも、今度お家や車を買うときに、新しいエネルギーを使ったくらしをえらぶという方法もあります。

木を植える
屋上に草木を植えたり、壁(かべ)にツタをはわせたり、庭やまちなかに木を植えたりと、身近な緑をふやすことも大切です。

おうちで小まめにできることを、当たり前にやる
「ムダに電気をつかわない」、「車は使わずになるべく歩く」、「アイドリングストップする」など、わたしたちの生活のなかでとりくめることはたくさんあります。