あいち環境学習プラザ

ごみ

わたしたちの生活がゆたかになるにつれ、たくさんのものが作られるようになりました。わたしたちは、毎日のくらしの中で、ものを買い、使い、いらなくなったものや、使わなくなったものを捨(す)てています。

 

わたしたちは毎日どのくらいのごみを出しているの?

今、愛知県で1年間に出されるごみの量は約260万トン以上にもなります。これは、わたしたち1人ひとりが1日に約1kgのごみを出していることになります。

愛知県のごみの量は、1998年(平成10年)まで増(ふ)え続けていましたが、現在(げんざい)はだんだんとへってきてきます。これは、ペットボトルなどのプラスチック容器(ようき)や、空き箱などの紙の容器(ようき)をリサイクルしなければならないという法律(ほうりつ)ができて、ごみの出にくい商品をつくったり、リサイクル商品を売ったり、リサイクルできるものを分別したりと、多くの人たちがごみをへらす努力をした結果です。

 

しかし、1998年(昭和62年)とくらべると、今のごみの量はまだまだ多いようです。

ごみは、なぜこんなにふえてしまったのでしょうか。

 

 

 

ごみは、どうしてふえたの?

昔は、どんなものでも大事に使っていました。

例えば、ガラスびん。昔、お酒や牛乳(ぎゅうにゅう)などののみものや、しょうゆなどの調味料は、ペットボトルやアルミ缶(かん)、牛乳(ぎゅうにゅう)パックなどではなく、ガラスびんに入れて売られていました。一度使ったびんは、酒屋さんや牛乳屋(ぎゅうにゅうや)さんが回収(かいしゅう)し、洗(あら)って、何度でも使いました。

服も、お古は当たり前。ほつれたり、やぶれたりした部分を直してきていました。ボロボロで着られなくなった服は、切って「ぞうきん」にし、それもボロボロになると、火にくべて燃料(ねんりょう)にしました。さらに、もえカスなどの灰(はい)を集めて、畑の肥料(ひりょう)として使いました。

その他にも、われた茶わんも「焼きつぎ」という技術(ぎじゅつ)でくっつけて使い、紙ごみも火にくべて燃料(ねんりょう)にし、生ごみやうんちやおしっこも、畑の肥料(ひりょう)として使いました。このように、昔は、ごみとして出されるものが、本当に少なかったのです。

一方、今は、昔とくらべ、便利なものがたくさんつくられるようになりました。

例えば、プラスチック。加工しやすく、じょうぶで、よごれにくいプラスチックは、ペットボトル、文房具(ぶんぼうぐ)、食器、生活用品、おもちゃ、おかしの袋(ふくろ)など、わたしたちの生活のいろいろなところで使われています。こうしたものがふえるのと同時に、一度使ったら捨ててしまう「使(つか)い捨(す)て」の商品もふえました。

また、使えなくなった蛍光灯(けいこうとう)や電池など、有害なものをふくむごみもふえました。

食べのこしや、まだ食べられるもの捨(す)てるなど、生ごみの量もふえました。 まだ使えるもの、食べられるものがごみとして出され、今のごみの量は、昔よりもとても多くなってしまいました。

 

 

ごみはどこへいく?

わたしたちが出したごみはどこへいくのでしょうか。

わたしたちは、ごみを「もえるごみ」「もえないごみ」「資源(しげん)ごみ」などに分けて、ごみ収集(しゅうしゅう)場所へ出しています。このごみは、ごみ収集車(しゅうしゅうしゃ)で、ごみの処理場(しょりじょう)へと運ばれます。

「燃えるごみ」はごみの処理場(しょりじょう)の焼却炉(しょうきゃくろ)でもやされます。「もえないごみ」は種類ごとに分けられ、細かくくだいて小さくし、金属(きんぞく)やガラスなどはリサイクルします。リサイクルできないものは、「もえるごみ」をもやした後の灰(はい)とともに、埋(う)め立(た)て処分場(しょぶんじょう)に運ばれて埋(う)められます。

ペットボトルやアルミ缶(かん)、ガラスびん、新聞紙などの「資源(しげん)ごみ」は、リサイクルをする業者にわたされて、もう一度、ものをつくるための材料として使われます。 埋(う)め立(た)て処(しょ)分(ぶん)場(じょう)は、ごみをたくさん埋(う)め立(た)てるといっぱいになってしまいます。ごみを埋(う)め立(た)てるための別の場所を探(さが)さなければいけませんが、とてもむずかしく、なかなか見つかりません。今ある埋(う)め立(た)て処(しょ)分(ぶん)場(じょう)が、あと何年使えるのかは、わたしたちがこれからどのくらいごみを減(へ)らすことができるのかにかかっています。

 

埋立て処分場

 

 

リサイクルをすればエネルギーも節約できる!

ペットボトルやアルミ缶(かん)、ガラスびん、新聞紙などを資源(しげん)としてリサイクルすると、ごみだけでなく、エネルギーまで節約することができます。

例えば、新聞紙などの紙は、木材からつくられています。また、アルミ缶(かん)に使われているアルミニウムという金属(きんぞく)は、ボーキサイトという石を原料につくります。紙やアルミ缶(かん)を、木材やボーキサイトから新しくつくるためには、原料となる木を切ってけずったり、石をくだいたり、それらを工場まで運んだりと、大量のエネルギーが必要になります。古新聞や空(あ)き缶(かん)をリサイクルすれば、そういったエネルギーを節約することができます。  エネルギーを節約できるということは、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)に関係している二酸化炭素(にさんかたんそ)や、空気や水をよごす物質も少なくできるというということです。

 

 

リサイクルさえすれば、ごみ問題は解決(かいけつ)するの?

「リサイクルをすれば、ごみも減(へ)るし、エネルギーも節約できて、いいことばかり!これなら、ペットボトルや空(あ)き缶(かん)をどんどん資源(しげん)ごみとして捨(す)てて、リサイクルすればいい!」なんて思っていませんか?しかし、リサイクルするための資源(しげん)ごみがふえれば、それを集めて運ぶための人や収集車(しゅうしゅうしゃ)もたくさん必要になり、その分、お金やエネルギーもたくさん使うことになってしまいます。  ごみ問題を解決(かいけつ)するためには、単にリサイクルだけをするのではなく、ごみ全体の量を減(へ)らさなければいけないのです。

 

 

ごみをへらすために、わたしたちにできること

一番のポイントは、「ごみを出さないようにすること」。

一人ひとりがごみのことを考えて、できることから少しずつ行動すれば、だれにでもごみを減(へ)らすことができます。3つの「R」を参考にして、家族やお友達を一緒(いっしょ)に、なにができるか考えてみてくださいね!

 

3R

Reduce(リデュース) = ごみをへらす

「ムダなものは買わない、もわらない」など、ごみとなるものを減(へ)らすこと。

3Rの中で、一番大事なことです。

 

Reuse(リユース) = もう一度使う、くりかえしつかう

まだ使えるものは、ごみにしないでもう一度使いましょう。

工夫すれば、まったく別の使い方もできるかもしれません。

 

Recycle(リサイクル) = 資源(しげん)として再利用(さいりよう)する

これ以上使えなくなってしまったものは、大切な資源(しげん)として、正しく分けて出しましょう。

分別しないと、せっかくの資源(しげん)が、単なるごみになってしまいます。

 

 

コラム すぐできる!ごみをへらす工夫

ごみを減(へ)らすために、今すぐ気軽にできる工夫をご紹介(しょうかい)します。

 

<買い物をするときに>

・     買う前に、本当に必要なものかどうか、もう一度考えよう

・     買うものを事前にメモして行こう

・     出かけるときはマイバックを持って、レジ袋(ぶくろ)はことわろう

・     使(つか)い捨(す)て商品はなるべく買わないようにしよう

・     ばら売り・はかり売りで、必要な分だけ買おう

・     つめかえできる商品を選ぼう

・     リサイクル商品を選ぼう

 

<ものを使うとき>

・     ものを大切にして、長く使うようにしよう

・     壊(こわ)れたり、やぶれたりしたものも、直せば使えないかな?

 

<ものを捨(す)てる、その前に>

・     他の使い道がないか考えよう

・     フリーマーケットで売ったり、だれかにゆずったりできないか考えよう

・     生ごみをたい肥(ひ)にしてみよう ごみを正しく分別しよう